引き抜き 葛藤

ちぃーっす。

いやぁ。毎日書こう思ってんすけどなかなか…

暑さヤバすぎです。

マジでポン中にとって夏は天敵ですね。

夏生まれなので夏好きなんですけど、マジで嫌いになりそう。ネタ食っても水分補給はこまめに!

 

まぁなんやかんやでその当時の会社の成績も給料も申し分無く、自分と同じ年代の中では間違い無く貰ってる給料にしろ遊び方にしろ、田舎ではあるんですが派手だったと思います。笑

なにしろその辺から会社の従業員と2人とかで寮に住み始めたんですよね。

別に家から会社まで遠い訳じゃないのに笑

憧れてたんですよね。

親元離れて自立をする事にね。

口うるさい人もおらんし、女の子も友達もいつ呼んでもいいし、なんせ自由。笑

金もあるし仕事も上手く行ってるし、不満はないはずなんですけど、何ヶ月かそれが続くとやっぱどっかマンネリ化してました。

そんな感じで仕事してて、その日も適当にいつも通りに営業回ってたんです。

で、なんかスゲースピードで目の前で急停止してきた車がいて、こっちは

あぶなっ!みたいな感じですよね。

するとその車から何人か乗ってたんですけど、1人なんか爽やかイケメンヤンキーみたいな人が降りてきたんです。

その人は僕に、

おっ!やっと見つけた!

君〇〇(会社名)のとこの従業員やろ?

車乗って!

と言ってきました。

なんかわからないですけど、攫われるとかそんなんは感じなくて、逆にめっちゃ感じいいやんみたいな雰囲気だったので僕は車に乗りました。

 

乗って車を走らせながらその人は、

俺君らと一緒の仕事しとるんやわ。

むしろ君らんとこの社長は何やったら前の会社の同期なんよ。

と言ってました。

他に乗ってた人達も、頷いたり、こっちチラチラみてたりしてました。

自分は

そうなんですね。なんの話なんですか?

と単刀直入に聞きました。

するとその人は、

率直に言うわ。

絶対今より給料もあげるし、悪りぃ思いも絶対させんからウチに来んか?

嫌なら嫌で大丈夫。

でも待つの好かんから今答えてほしい。

今この田舎でやっとってもすぐに仕事も取れんくなるぞ?こっちは名古屋でも支社があるから仕事に困る事は絶対ねぇわ。

と大胆な引き抜きを提案されました。

 

さすがに今返事は無理です。ちょっと考えさせてください。と伝えて車から降ろしてもらいました。

その日の仕事終わりに事務所に戻ったときに自分は正直にその事を社長に報告しました。

すると、自分の同期の従業員も同じ会社から同じ話をされたと言ってました。

社長は明らかにイライラしながら

ふーん。どうせ〇〇のところの奴やろ?

あいつ昔から俺と仲悪いんよ。

クソが。

みたいな感じでかなりブチ切れてました。

どうやらその人の事を社長は結構嫌ってる様子でした。

でも自分は内心ちょっと心が動いてました。

 

 

 

 

才能開花と人付き合い

ちぃーっす。

ポン中に夏場はしんどいですよね。

ただでさえ汗かくのに滝のように汗かく人はかきますからね。

自分も素面でも汗っかきなので余計やばいです。

でもやばいと思ったらもっとやばいんですよね。笑

なんとかならんもんやろか…笑

 

さて無事⁇入社はさせていただいたもの、仕事内容は全く理解していませんでした。

内容を聞くと、

朝8時 事務所集合

朝礼ミーティング

8時30分 2つか3つの班に別れて出社

9時 外回り開始(車で住宅がたくさん並んでいる地域に降ろされる)

9時〜 各住宅1軒ずつほぼ軒並みチャイムを鳴らして営業していく。

仕事の契約が決まったらすぐに班長に電話して道具を持って来てもらう。

班長がお客様の自宅に着く前に床下に入る説明を事前にしておく。

 

説明します。笑

訳わからないと思いますがとりあえず訪問販売のかなり悪質なパターンのやつですね。笑

まず自分らはアポを取る役。アポインターといいます。

そのアポの取り方というのが、汚水や台所周りの排水管やパイプの汚れ、詰まりの掃除をしませんか?と言うものでした。

価格は税込¥10500円。高いか安いか分かりません。笑

だいたい普通に生活すれば排水管なんで汚れる物ですから。笑

まぁ本来の目的はそこではなく、あくまでそれはアポな訳で…

排水管を掃除する際に物凄い水圧の高圧洗浄機で掃除するので、パイプが途中でびっくりして抜けちゃう可能性がある。なので1人が床下からそのパイプを押さえながら作業しないと、床下がビショビショになる可能性がある。と。

もちろんそんな事はほぼ100%あり得ません。笑

 

でもお客様からしたらそう言われたらもう断りきれませんよね?

だってその時点では既に契約書にサインしてもらってますから。

そしてその床下に入る(潜る)と言うのですが、それをするのが班長な訳です。

この会社で言ったらO山口さんと社長とH口さんですね。

で、床下に潜って何をするかと言うと…

「お母さん(お父さん)!作業の方無事終了したんですけど、床下の湿気すごいですねぇー!」

とか

「床下の基礎のコンクリートの劣化がすごいですねぇ!いつから放っておいたんですか⁇」

など

全く配管掃除とは関係ない事を言い始めて、その反応や人を見て値段を決めて床下工事をすると言う業務内容でした。笑

ほぼほぼブラックに近いグレーゾーンです。

多分今はもうブラックです。笑

しかし17歳の自分にはその仕事が楽しくてしょうがありませんでした。笑

 

給料体制で言うと、アポで取ったパイプクリーニング代金¥10500のバックが¥5500円

その日に日払いで渡されます。

そしてその自分が取った家でもし床下工事が決まった場合。

確か一律20%バックだったと思います。

なので¥100,000の工事が決まれば2万

¥1,000,000なら20万のバックが給料日にまとめて支給されます。

しかも100万、200万の工事なら全然ザラに決まって、(その時潜った班長の力による)ちょっと20%でも全然充分すぎるぐらいの給料をもらう事ができました。

そして恐らくなのですが、自分は確実にこの仕事に向いていました。最高でアポだけで1日4件取り、入社1ヶ月目から他の友達3人を抑えてぶっち切りでアポ数トップになりました。

正直本当に努力という努力もしていませんし、人と話すのが好きなだけでそれだけで結果が勝手に付いてくる感じでしたね。

 

1日1件もアポを取れない事をボウズと言い、完全歩合だったためその日1日はタダ働きになってしまうと言うことが他の友達らはちょこちょこあったようなのですが、自分は多分ボウズになった日は無かったんじゃないかなと思います。

 

そして週末には必ずミーティングがあるのですが、その際お客さん側とアポインター側に分かれて実際に自分が普段の仕事中に行なっているアポの実演をしなければいけないのですが(ロープレと言う)自分ともう1人の友達のロープレがかなり上手かったらしく、カメラで撮影されて新人研修の際に流すビデオになったぐらいでした。笑

マジです。笑

そんな自分を社長はめちゃくちゃ可愛がってくれ、普通に他の社員にも

「あいつは特別。お前らとは違う。」

と完全にえこひいきされていました。笑

 

まだまだドラッグには出会ってません!

続く

 

 

入社!意外なスキル発動!

ちぃーっす。

個人的には突きは濡れた縦割れ

炙りは乾いた縦割れかガンコロが好きです。

みなさんはどうですか?

 

さて。面接当日

事務所の場所は友達から最初から聞いていたので迷う事無く時間通りに着きました。

 

そして事務所のドアを開けると奥のテーブルと椅子に座った社長、両斜め向かいに机と椅子があり、そこに座っているのがO山口さんと言う社員さん、もう片方にはH口さん、そして社長の机の前のから長机にパイプ椅子が並べてあり、おそらく平社員の自分の友達3人が帰る支度をしていました。チラッと目が合いましたがそこで知らんぷりも変な話なので

「おっ!おぅ…」

と言うとその友達もめちゃくちゃギクシャクしながら

「えっ⁇おっ…おー」

みたいな感じで挨拶しました。

すると社長は、

「えっ?なに?お前らの連れか?」

と聞き、友達は

「いやっ!連れって言うか知り合いって言うかー…」

と完全に困った状態になってました。社長の見た目はプロレスラーの高山をちょっと小さくした感じでかなりイカつめでした。そして社長は

「うん。まぁいいわ。面接するからお前ら早よ帰れ。」

と言い、友達は

「はっ…はい!お疲れ様でしたー!」

と逃げるように帰って行きました。笑

そしてその後手前にある簡単な応接間のようなソファーで面接してもらいました。

言っても面接らしい面接では無く、

「履歴書持って来た?あいつらの友達なんやろ?

あいつらから聞いて電話してきたやろ?」

と尋問みたいな質問をされ、自分は履歴書を渡しながら、

「いやっ!本当に求人で見て来てみたら友達いるんで自分もビックリしました!」と、たじろぎながら言いました。

すると社長は

「あっそう。とりあえず履歴書は預かったから大丈夫そうならこっちからまた電話入れるわ。ありがとうね。帰って大丈夫やわ。」と言われました。

完全に終わったと思い、

「ありがとうございましたぁー…」と力なく答え事務所を後にしました。

無理。絶対無理。受かる事なんかあり得ない。

だいたいあいつらなんであんなよそよそしいねん!と意味分からない怒りを抑えつつプリプリしながら家に帰りました。

家から事務所までは自転車で10分ぐらいのところでした。

家に着いて

あぁーあまた次仕事見つけなあかんやん。

マジ面倒くせぇーと思いタバコを吸っていると、

携帯が鳴りました。

「ん!?」

知らない番号です。

いやいや、電話掛けてくるにも今日面接して今日電話て…だいたい家ついて2分も経ってないのに速攻不採用の電話か…と思い電話に出ると…

「あぁー○○君⁇さっきはありがとう。今履歴書見せてもらったんやけどな、ちょっと聞きたい事があるからもう一回事務所来てくれる?」

と社長に言われ、なんのこっちゃ分からず色々妄想を巡らせながら事務所に向かいました。

「失礼しますぅ」

恐る恐る事務所を開けたら社長と幹部のO山口さんとH口さんが居て、社長が

「ちょっともう一回そこ座って。」と言い、

言われるがままに椅子に座りました。

すると社長が

「正直に言ってな。この履歴書誰が書いたん?」

と言って来ました。

自分は訳もわからず、

「⁇いや、自分で書きましたけど⁇なにか問題でもありましたか?」

すると社長は

「全部自分で書いたんやな?間違いないな?」

と謎の確認をしてきたので、

「はい。間違い無く僕が自分で書きました。」と答えると、

「はい。採用。素晴らしい。今居る3人のお前の友達の中でも17歳って考えてもここまで良い履歴書を書いて来たのはお前が初めてやわ。こんな17歳もおるんやなぁ。見た目によらず字もめっちゃ綺麗やん。親に頼んだかと思ったわ。」

と、自分が書いて来た履歴書をべた褒めしてくれました。

後々聞くのですが、実は面接のとき、履歴書だけ適当にもらって採用するつもりはサラサラ無かったらしく、目だけ通すかと見た履歴書に社長が感動してくれて、書いたのが本人なら採用しようと言って電話を掛けてくれたらしいです。

まぁ文章を作るのは得意だったし、字もそこそこ綺麗な自信もあったのですが、普通に書いた履歴書にそこまで感動してもらえるとは思ってませんでした。

そして無事入社する事になりました。

 

まだまだドラッグには出会ってません。

続く

地元に帰還!そして新たな職へ〜

ちぃーっす。

最近天気ジメジメしてて鬱陶しいですね。

水分補給、充分にしてくださいね。

 

その後地元に帰り、適当にプラプラ遊んでいて、したい仕事も決まらずフラフラしてた時に自分の仲の良い友達がいい仕事を見つけたと言って来ました。

聞くところによると、簡単な営業で1日1万とか1万5千円ぐらい給料が出ると。

更にはその後のプラスアルファでバックも出ると。

人と話すことが比較的得意だった自分はすぐにでも紹介してくれと言いました。

しかしそこにはすでにその友達を含め同級生が3人働いていました。

小さい会社なのでその時点でも定員いっぱいいっぱいっぽい感じでした。

そしてその友達が

「俺何人か紹介してて、さすがにまた俺の紹介ってなったら気まずいから偶然装って求人見ましたって言って面接来たらいいやん!で、たまたま会ったみたいな感じで来れば良くね?」

今思えば完全にアホなのですが、当時自分も若く、こいつ天才だなと言われたままにその会社に電話しました。

「すみません、求人を見て連絡させてもらったんですけど〜…」

電話口は社長でした。

「はい。ありがとうございます。失礼ですが年齢の方はおいくつでしょうか?」

ここを嘘ついたら後々終わると思い

「えーっと17歳です。」

すると社長の声色が若干変わり

「17⁇あー、最近若い子がガンガン入って来てんすよねぇー。もしかして誰かから聞いたりしました⁇」

ここは全く知らない振りをして、

「そっ、そうなんですかー⁇いやっ!本当に求人を見てお電話させてもらってます!」

とタジタジながらも答えました。

今思えばこの時点で社長は気づいていたと思います。笑

「へぇー。そっすか。じゃあ明日の17時に面接するんで履歴書持って来れる?」ともうタメ口でした。

自分は「分かりました!よろしくお願いします!」と言い電話を切りました。

 

まだドラッグには出会ってません。

続く

初めまして。

ちぃーっす。

今このブログが気になった人は何かしらキマってる人なのか…

それかいけない事に興味がある人なのか…

それは別にどっちでもいいとして、とりあえずありがとうございます。

このブログは自分自身への記録でもあり、思い出にでもしていこうと考えてますので、適当にゆるい感じで見守っていただけるとすごい嬉しいです。

説明にもありますが決して犯罪行為や薬物使用等を助長するものではありませんのでご了承ください。

 

さて、長ったらしい前置きはこれで終わりとして…

何を隠そう私りゅう君はスーパージャンキーでした。笑

とにかく飛べると聞いたら試してみたい好奇心が強く、田舎の出身でそもそも薬物とはあまり縁がないような所で育ったのですが、中学、高校の年になるとニュースなんかで目にする薬物系の報道を見て、「あぁー都会はこんなに楽しい事が普通にあるんだろうなぁー」と思っていました。

 

自分は中卒なのですが、家庭環境があまりよろしくなく、学校を出たらすぐにおばあちゃんの姉妹の旦那さんが社長をしている佐賀の造船所に勤める事になりました。

まだ夏真っ盛りの時の入社でした。

当時自分は16歳。周りに16歳などまず居なく、後に聞いた話だとそもそも18歳以下は雇ったらダメなところをなんとか年を誤魔化して入社させてくれたみたいです。

相当キツくて、真夏に長袖の作業服、インナーは必ずハイネック(シャツイン)作業ズボンの下には薄いパッチ(ももひき?)そして裾はロングの安全靴にイン。袖はもちろん捲れない。更には軍手をした後に上から革手。タオルを被ってその上に防火頭巾を被って最後にヘルメットと言う減量中のボクサーみたいな格好で仕事をしていました。

 

1ヶ月程経った時に完全に脱水症状でぶっ倒れました。

医務室で目を覚ますと、紹介してくれたおじさんが居て、「もうここでは働けん。全部捲れてもーたわ。」と一言。

そして地元に強制送還されました。

倒れたときに保険証なんかを見られたんでしょうね笑

18歳じゃないのもそこで分かって言うたら倒れたせいでクビって事ですよね。笑

悔しい気持ちは無く、やっと解放された安堵感でいっぱいでした。笑

 

まだドラッグには出会ってません。

 

続く…